■ アート・ドキュメンテーション学会 2010年度年次大会
    アート・アーカイヴ―多面体  その現状と未来
    2010年6月12日(土)ー13日(日)
    慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎517・513・516
主催
      アート・ドキュメンテーション学会 慶應義塾大学アート・センター
後援
      日本アーカイブズ学会、日本ミュージアム・マネジメント学会、記録管理学会
参加費
      JADS会員1,000円(学生会員500円)一般2,000円(学生1,000円)
懇親会費 5,000円程度
お問い合わせ
      アート・ドキュメンテーション学会事務局
      〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 近畿大学短期大学部川原研究室内
      電話・FAX:06-6721-3135
■参加申し込みの方は、以下のフォームからお願いします。
参加申し込みフォーム > リンク
■チラシ
こちらのリンクから > リンク
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大会当日に当学会に入会された方へ、大会参加費の差額(正会員1,000円、学生会員500円)のキャッシュバックと、学会特製キャンパス地バッグのプレゼントを行います。
      初年次年会費(正会員:6,000円、学生会員:4,000円)のご準備と、学生の方は学生証をご持参ください。
    なお、今年度すでに入会した方には、年次大会会場で学会バッグをプレゼントするつもりです。
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【第1日目】6月12日(土)
シンポジウム「アート・アーカイヴ―多面体: その現状と未来」
 美術のみならず芸術にかかわる研究においては、完成作品を調査し、刊行された文献を参照することに加えて、その創造過程に横たわる多様な資料に分け入る作業を欠かすことはできない。それゆえ、芸術を研究する者にとっては、美術館、図書館、そしてとりわけ、アーカイヴの存在が極めて重要である。しかしながら、芸術創造に関わる資料を保有するアーカイヴをアート・アーカイヴと呼ぶとき、美術館や図書館とは異なり、それは必ずしも組織体として独立しているとは限らない。アート・アーカイヴは、美術館の抱えている資料体として存在している場合もあれば、大学の研究所に属する資料体として、あるいは図書館内の特別文庫内の資料として存在する場合もあり、また、遺族がささやかに収集蓄積していることも少なくないなど、その有り様は実に多岐にわたる。
       いま一度、アート・アーカイヴについてその役割と現状を検証し、同時に、芸術創造に関わる資料の顕在化と研究活用への促進についても考えていきたい。 
      (以下、講師・題目など変更される場合がありますことをご了解下さい)
司会進行:山村真紀(ミュージアム・サービス研究所主宰)
[12:00-] 受付開始 
      [13:00-] 主催者挨拶 鷲見 洋一 アート・ドキュメンテーション学会長
      [13:05-] 主催者挨拶 美山 良夫 慶應義塾大学アート・センター所長
      [13:10-] 基調報告 「アート・アーカイヴとコミュニケーション」
      渡部 葉子 慶應義塾大学アート・センター 教授/キュレーター
      [13:50-] 報告1 「野島康三アーカイヴの形成と公開」
      光田 由里 渋谷区立松濤美術館 学芸員 
      [14:20-] 休憩 
      [14:30-] 報告2 「東京芸術大学におけるアーカイヴ構築準備作業および資料保存―公開の現況」
      吉田 千鶴子 東京芸術大学美術学部 教育資料編纂室
      [15:00-] 報告3  「建築アーカイヴ―いま、そこにある危機」
      山名 善之 東京理科大学 准教授
      [15:30-] 報告4 「舞踊アーカイヴの形成に向けて」
      松澤 慶信 日本女子体育大学 准教授 
      [16:00-] 休憩 
      [16:10-] コメンテート1 内藤 正人 慶應義塾大学アート・センター副所長 
      [16:20-] コメンテート2 小川 千代子 記録管理学会副会長/国際資料研究所代表
      [16:30-] パネルディスカッション
      パネリスト:渡部 葉子、光田 由里、山名 善之、松澤 慶信
      モデレータ:水谷 長志 東京国立近代美術館
      イントロダクション「極私的アート・アーカイヴ小史」
      [17:20-] クロージング 
      [17:30-] 第4回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞/推進賞授賞式 
      [18:00-] 懇親会 山食 (予定)
【第2日目】6月13日(日)
研究発表会、総会
[09:00-] 研究発表会 受付開始
      [09:30-] 研究発表(質疑応答入れて25分)2教室で10本予定
A会場(西校舎513)予定 司会:田窪直規(近畿大学)
      村田良二  新しい「e国宝」について
      竹田多麻子  横浜ユーラシア文化館での楔形文字粘土板文書の公開について―ガラスビューを用いた資料紹介ー
      上田 啓未   KuKuRIによる歴史資料のデジタルコンテンツ化と先端的活用」―前田土佐守家資料館の展示例―
      金谷重朗    非フィルムのアーカイヴ
      尾鼻 崇    ゲームマニュアル・データベースの構築とその意義
B会場(西校舎516)予定 司会:高橋晴子(大阪樟蔭女子大学)
      當山日出夫   DVD版『内村鑑三全集』―PDFによるデジタル出版の事例報告―
      齊藤ちせ    在伊日本美術資料共有化に向けての現状と課題
      ビンチク・モニカ (Bincsik Monika)    イメージデータベースと輸出漆器研究の新たなコンテクスト―作品へのアクセスの可能性・可視化によって研究はどう変わるか?―
      渡邉美喜    百貨店の美術活動を記録する―島屋美術部の事例を中心に
      田中裕二    現代美術支援を可能にした三越呉服店と西武百貨店の理念と経営
[12:00-] 昼食
      [13:30-] アート・ドキュメンテーション学会 総会 (西校舎513)
      (14時半頃終了)
【展覧会】
アート・アーカイヴ資料展V 「アーカイヴの現場」>リンク
慶應義塾大学アート・センターのアート・アーカイヴの資料を中心に、シンポジウムに関連した展示が開催されます。
      場所:慶應義塾大学  三田キャンパス 東館展示スペース 時間:12:00-18:00
